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2010年08月 アーカイブ

にゃんこのピンチを救え 3

猫の目は、一般的に見て犬よりも前頭部に寄った位置にあります。


人の目が前方を直視する位置にあるのに比べて、猫は10~15度、犬では40~50度も側頭方向をみる位置にあります。


したがって外側より後方にかけては視界がなく、ほぼ人と同じ範囲の視野をみていると考えてよいでしょう。


視力は正視からやや遠視気味ですが、中には近視の度の強い種類もみられます。


色覚については、視細胞の検査から考察しますと、グリーンを見分ける力がいくらかありますが、他のカラーは、混じりあって、灰色に近い色調で見ているといえます。


猫の目といえば独得な瞳を連想させるように、猫科動物(リトル・キャット)は瞳孔が縮小すると垂直に近い1本の線のように変形します。河成鎮作氏によると、猫は本来、夜行性の動物であるため、網膜には夜間における視覚を司る桿体細胞という細胞が異常に多く、また、夜間の弱い光を受けても物がよく見えるように、眼底にはタペタムという光の夜間の暗所であやしく輝くことになります。


瞳の色調は反射板があり、これが種類により様ざまですが、白い被毛で青い虹彩をした猫は難聴である場合が多いのです。

にゃんこのピンチを救え 4

今回も、猫の目について。


猫には瞬膜という結膜の一種のヒダ状組織があり、これを第三眼瞼と呼ぶこともあります。


瞬膜は全身衰弱や慢性寄生虫症、ある種の神経性疾患や中毒などに際して角膜を覆うように脱出してきますが、本来のこの膜の使命は、角膜の保護、角膜上の異物の除去、角膜の乾燥防止などに役立っていることにあります。


猫の角膜は、犬や人に比べいちじるしく大きく、また水晶体は驚くほど大きくできています。


眼底における網膜の占める割合は、人や犬よりいちじるしく小さいものです。


猫の眼球を働かせる外眼筋の発育は悪く、常に頭位を動かして物を見ます。


他の動物や人がやっているように、水晶体が毛様体筋によって調節作用を受け、その厚みを変えて焦点を合わせる機能が劣っています。


それに比べ、眼球径そのものを調節することと、水晶体の前方移動により焦点を合わす能力を持っています。


犬が聴覚、嗅覚に依存する動物であるのに比べ、猫は視覚依存性動物ですので、目の病気は早く治してあげる必要があります。

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