にゃんこのピンチを救え 3
猫の目は、一般的に見て犬よりも前頭部に寄った位置にあります。
人の目が前方を直視する位置にあるのに比べて、猫は10~15度、犬では40~50度も側頭方向をみる位置にあります。
したがって外側より後方にかけては視界がなく、ほぼ人と同じ範囲の視野をみていると考えてよいでしょう。
視力は正視からやや遠視気味ですが、中には近視の度の強い種類もみられます。
色覚については、視細胞の検査から考察しますと、グリーンを見分ける力がいくらかありますが、他のカラーは、混じりあって、灰色に近い色調で見ているといえます。
猫の目といえば独得な瞳を連想させるように、猫科動物(リトル・キャット)は瞳孔が縮小すると垂直に近い1本の線のように変形します。河成鎮作氏によると、猫は本来、夜行性の動物であるため、網膜には夜間における視覚を司る桿体細胞という細胞が異常に多く、また、夜間の弱い光を受けても物がよく見えるように、眼底にはタペタムという光の夜間の暗所であやしく輝くことになります。
瞳の色調は反射板があり、これが種類により様ざまですが、白い被毛で青い虹彩をした猫は難聴である場合が多いのです。